私の部屋自慢
最低限のデザインと適正量の収納で過不足のない“住む場”をつくる

東京都港区 日尾邸

建築士の日尾俊昭さんは3年前に自宅の中古マンションをフルリノベーションした。壁や細かな間仕切りを撤去したお住まいは、造作家具や設備、建材に共通の素材を使用することで、すべてがゆるくつながったワンルーム空間でもすっきりとまとまった印象を感じさせる。
「大きな開口部とコンクリートの素材感を生かし、最低限のデザインをすることで心地よい空間つくり出したいと思いました。テーマは、最小限の設備や家具のレイアウトで、過不足のない“住む場”をつくること。自分たちの生活や持っているものを把握し、適切な場所に適切な量の収納を確保して、生活しやすい環境をつくることです。洗面と浴室は床、壁、天井が同じFRP。目地が一切ないので汚れも付きにくく、手入れが容易です。食器棚やTV台、テーブルなどもすべて同じシナ合板を組み合わせてつくりました」

建物規模

鉄骨鉄筋コンクリート造12階建て
(9階部分)

専有面積

45.5m²

居住者構成

夫婦

建物竣工年

1983年

リノベーション竣工年

2011年

設計

日尾俊昭一級建築士事務所

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リビングダイニングの床はモルタル。壁、天井は白塗装で統一。

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キッチンのステンレス天板は高橋製作所でオーダー。奥にあるのは浴室、洗面室。

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左/浴室、洗面室はFRP防水の上にトップコートで仕上げている。継目のないプラスチック板のような仕上がり。
右/架台は大工、収納部は家具屋へ制作依頼。

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シナ合板を組み合わせた自作のダイニングテーブルに、Yチェアをセッティング。

設計/日尾俊昭一級建築士事務所
東京都港区浜松町1・20・10
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