Web版ショールーム探訪MATSUOKA(松岡製作所)

photo



ステンレスキッチンを究める 知る人ぞ知る駅近の穴場

広島に拠点をおく松岡製作所が、2012年12月に東京・自由が丘に
ショールームを開設。ステンレスキッチンの真価を体感できる。

text_ Haruko Hamahori photograph_ Nobuyuki Umeda

 キッチンのスタイルが多様化する中で、キッチン本体、ワークトップともに不動の人気を誇る素材がステンレスだ。松岡製作所は創業昭和2年のステンレス加工メーカーで、ステンレス製キッチンカウンターは昭和30年から手掛ける、いわばステンレスキッチンの先駆け。エンドユーザー向けではなく製造卸が主力で、拠点が広島だけに関東よりも関西や九州での知名度が高い。
その松岡製作所が、満を持して東京にショールームを構えたのは昨年12月のこと。自由が丘駅より徒歩3分の好立地ながら、「あまり目立たず、穴場レストランのようにやっていきたい」と代表取締役の松岡幹太郎さんは笑う。ショールームオープンの経緯は、インターネットの普及で関東圏からの問い合わせが増加。設計士や工務店だけではなく、エンドユーザーからも「実物を見たい」という要望が高まったためで、他のキッチンショールームのない場所として、自由が丘を選んだという。
 館内には主力のオープンキッチンを中心に、入口近くに人気のステンレスフレームのキッチン、奥に重さ約150sの無垢のステンレスカウンターを採用したデザインキッチン、その横にステンレスの塊のように見えるアイランドキッチンがある。ショールームとしては小ぶりだが、来店する人が求めているのは自分だけのオリジナルキッチン。バリエーションの数ではなく、素材感やデザイン性を確かめに訪れるため、その期待に応える要素は十分だ。
 ステンレスの質感、ワークトップ一体シンクの加工技術や、カウンターのコーナー部のバリエーション、接合部の取り合わせなど、細部に熟練の職人の技が冴える。見て触って、素材感や技術力、デザイン性を確認すれば、ステンレス自社工場を持ち、ステンレス加工を得意としているのも納得するだろう。
 キッチン前のオリジナルのダイニングテーブルで、夢のキッチン≠フ打ち合わせが盛り上がる。それもオープンしてわずか半年ながら、すっかり日常と化しているようだ

Photo

カウンターのディテールサンプル。コーナー処理で印象が変わることを実感。

Photo

シンク内のまな板などを組み込める凸部は、四隅がフラットで清掃性が高い。


Photo

MATSUOKA 東京ショールーム

東京都世田谷区奥沢7・1・3 自由が丘ランディックスビルU 1F
TEL 03・5726・8622
OPEN/10:00〜17:00
CLOSE/夏季、年末年始
ACCESS/東急東横線「自由が丘」駅