景色を楽しむための大開口リビング、天然スレートの美しい外観

兵庫県神戸市 山崎邸

仕事の関係で約9年過ごした東京から、生まれ故郷の神戸に戻ることを決めた山崎さん。神戸で再び暮らし始めて約3年は、土地探しのために歩き回る日々だったという。
「港の見える景色が好きだったので、少し高台を選びました。神戸の夜景の名所である摩耶山へ上るためのロープウェイ乗り場にもほど近い場所です。設計は、施工会社のビームスコンストラクションがアレンジしたコンペで4名の建築家から提案を受け、その中からeu建築設計に決めました。設計者の村上隆行さんには『神戸の景色が楽しめること』『時間が経っても美しい外観』を主にリクエスト。その結果リビングの一面は天井高いっぱいの大開口に、外観は経年劣化が目立たない天然スレート張りになりました。住み始めて2年半が経ちますが、とても快適で関係者の皆さまに感謝しています」

ポガレージ部分は目隠しも兼ねてステンレスカーテンで仕切った。

開放的なリビング。床に段差をつけ、座れる場所を確保した。

左・自転車を室内に置くためにフックを設置。左手はガレージ。/右・2階の収納兼階段。上がった先にはロフトを完備している。

左・自転車を室内に置くためにフックを設置。左手はガレージ。/右・2階の収納兼階段。上がった先にはロフトを完備している。

かまどをイメージしたモルタルキッチンを家の中心に据えた。

かまどをイメージしたモルタルキッチンを家の中心に据えた。

 

建物形態 木造地上2階建て
家族構成 夫婦+子ども2人
床面積1階 49.54m²、2階 51.69m²、
計 101.23m²
設計期間 約4ヶ月
工事期間 約7ヶ月
竣工 2014年


設計/eu建築設計 
兵庫県神戸市北区淡河町勝雄369
TEL 078・201・7481
www.at-eu.com


 
jiro sakamoto