シンプルなパーツで自由自在に構築できる
デンマーク発の新しいラックシステム
基本パーツは棚板と支柱、そして棚板を固定する「くさび」のみ。ネジなどの金属部品や複雑なツールを使わないデンマーク発のラック『シェルビングシステム』は、シンプルで緻密な構造がそのままデザインに現れた美しい佇まいだ。
デザインを手がけたのは、2人の建築家と1人の家具職人から成るコペンハーゲンが拠点のデザインスタジオ・MOEBE(ムーベ)。簡単にリペアや組み立てができ、リサイクル可能なパーツによる構成は、建築的な思考にもとづく「よいデザインとは、それ自体がサステナブルである」という彼らの信条のもと生まれた。
高さ85cm・115cm・200cmの3種類でセット展開し、それぞれシングルタイプと、2つのラックがつながったダブルタイプがある。さらに追加の棚板や支柱で縦や横に拡張でき、キャビネットなどのオプションパーツを足すこともできるので、住まいのレイアウトやライフスタイルに合わせて自在に、簡単に形を変えられるのが楽しい。右写真のように角度をつけてつなげば、空間を仕切るパーテーション替わりにもなりそうだ
オーク、ブラック、新色ホワイトの全3色。ホワイトはパーツでの販売のみ。ホワイト、ダブルタイプ、キャビネットはすべて受注発注品。
棚板は好きな高さに設定できる。木製の「くさび」で棚板を固定するシンプルな構造。
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